昨年、あるご門徒様が、飼っていたペットを先祖代々のお墓に納骨しました。そのことを「寺報」にて全ご門徒様にお伝えしたところ、「先祖代々のお墓に納骨してはいけないと思ってました」・「私もそうすれば良かった」と言う声が複数ありました。宗派が異なると、人間と動物を一緒に納骨してはいけないという考えもあるようですが、浄土真宗では、人間と動物、植物を分別することが、まさに迷いの考えあると説きます。仏様のさとりの境地からみると、人間も動物も植物も全ては繋がった大きな一つのいのちであり、分け隔てをするのは間違った考えということになります。親鸞聖人は『歎異抄』に「・・・一切の有情はみなもつて世々生々の父母・兄弟なり・・・」とおっしゃり、いのちのつながりの真実を教えてくださっています。
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