近年、ここ数年ほどウィルスが注目された年は無かったでしょう。ただ、注目されようが、注目されまいが、ウィルスは昔から地球で反映しているらしい。地球上のすべての生物の合計数の十倍以上の量が存在するという。海水をコップ一杯すくうと100億のウィルスがいて、計算すると、すべての海水にいるウィルスの数は100穣個だそうです。「穣」というのは耳慣れない単位です。確認すると、一、十、百、千、万、億、兆、京、垓、杼、穣・・・。想像をはるかに超える数です。海水浴している時に海水を飲んでしまうことがありますが、一口で約一億個のウィルスが体内に入っていることになります。なんだか恐ろしい気がしますが、すぐ、みんなが病気になるわけではないですね。それどころか、地球環境のバランスを整える自然のいとなみに、ウィルスは深く関わっていることがわかってきているといいます。世の中には、まだまだ、わからないことがたくさんあります。
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