ひと昔前までは、企業は利益の追求が唯一の目的のように言われていました。しかし、企業が活動する上で、環境問題・顧客のプライバシー問題・労働環境問題・格差社会問題・家族問題・自死自殺問題・孤独死などの様々な問題を生み出しているのです。
最近では、ようやく企業に対する社会的責任・倫理が問われるようになりましたが、近江商人は江戸時代より、利益の追求を唯一の目的とせず、「三方良し」の理念で活動していました。三方とは、「売り手」・「買い手」・「世間」です。「winwinの関係」というのは、「売り手」と「買い手」だけのことですが、それに「世間良し」を加えることが何より大切です。個人で言えば、「自分の利益だけ考えています」という人間はとても危険な印象を受けますよね。それと同じかなと思います。
世間とは人間だけではないですね。動植物も含めて良しとなる社会を一人一人、一企業一企業が目指したいものです。
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